(天声人語)大津絵の鬼

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 鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』に、こぶとり爺(じい)さんの原型とみられる話がある。作家町田康(こう)さんによる現代語訳が弾んでいる。お爺さんが見た鬼の姿は「皮膚の色がカラフルで、真っ赤な奴(やつ)がいるかと思ったら、真っ青な奴もおり、どすピンクの奴も……」▼鬼の宴会に交ざって踊りを披露したお爺さ…

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