わたし、ずっとほしいんだ、しっぽ。
(小沼純一)
◇
音楽批評家による家族と犬の物語『しっぽがない』から。頬をひきつらせたり弛(ゆる)ませたり。人はいつもある顔をしていると「ぼく」の妹は言う。自分の顔だってきっとそう。ついつくろってしまう。「しっぽは、でもさ、もっと、なんていうんだろ…
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(小沼純一)
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音楽批評家による家族と犬の物語『しっぽがない』から。頬をひきつらせたり弛(ゆる)ませたり。人はいつもある顔をしていると「ぼく」の妹は言う。自分の顔だってきっとそう。ついつくろってしまう。「しっぽは、でもさ、もっと、なんていうんだろ…
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