(評・音楽)新国立劇場「夏の夜の夢」 幻想の世界、「距離」も巧みに

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 弦合奏のグリッサンドで異界を呼び寄せ、児童合唱の小さな妖精が「心のままに駆けめぐる」と歌うと、舞台はすっかりシェークスピアの幻想世界。この夢と現実のあわいに、オペラの神髄がある。新国立劇場が新シーズンの開幕を期し、8カ月ぶりに再開。ブリテンの「夏の夜の夢」は劇場の魔力を取りもどすのに打ってつけだ(…

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