ベルリン・フィル、逆境でも柔軟 コロナ禍、無観客演奏を先駆け配信 音楽評論家・長木誠司

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 世界がコロナ禍に突入した3月末までの1年間、私は芸術大学の客員研究員としてベルリンにいた。東西ドイツ統一後、急速な変化を続けてきた街、および音楽界の実情がよく見えるようになった。今はほとんどの音楽活動がストップしているものの、再始動の兆しもある。それも、こうした変化の延長線上にある。

 5月1日…

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