神に近づこうと、人類普遍の病と狂気 宮内悠介さん、ギャンブル描く「黄色い夜」

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 世界のどこかにカジノだけで成り立つ国があったら――。作家、宮内悠介さんの新刊『黄色い夜』(集英社)は、そんな空想を出発点に現代社会の暗部をあぶり出す。芥川賞と直木賞の候補に入ること通算5回、旅人として過去に訪れた国は三十数カ国。ジャンルも国境も越える想像力で、ギャンブルの深奥に迫る。

 舞台は、東…

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