(天声人語)秋を探す

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 残暑というのもはばかられるほどの暑さだが、だからこそ秋の気配を探したくなる。公園で赤とんぼを見かけた。水田ではまだ青い稲穂が、こうべを垂れはじめた。大音量だったセミの声も、中音量くらいになってきたような▼そんなときに心を引かれるのが、夏から秋への移り変わりを詠んだ句である。〈ひとすぢの秋風なりし蚊…

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