(戦後75年 コロナ禍の夏に:2)光ヲ秘匿スベシ、あの息苦しさ再び

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 岩手県一関市の千葉胤雄(たねお)さん(85)は、新型コロナウイルスの感染防止を呼びかける市の防災行政無線を聞くたび、あの頃を思い出す。

 カンカンカン。

 戦時中、市内の山間の集落では、火の見やぐらの半鐘が警戒警報の合図だった。電球の笠に風呂敷をかけ、集落は真っ暗になった。消防組織が改組された警防…

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