(取材考記)イラクの混乱収まらず、相次ぐ理不尽な死 言葉を封じる暴力や脅迫、許すな 高野裕介

有料記事

[PR]

 7月6日夜、イラクにいる朝日新聞の現地スタッフから携帯電話に写真付きのメッセージが届いた。写っていたのは血まみれで担架に横たわる男性。「またか」。顔を見て怒りに震えた。

 男性はヒシャム・ハシミさん(47)。過激派組織「イスラム国」(IS)研究の第一人者だ。首都バグダッドの自宅前で銃撃され、帰らぬ…

この記事は有料記事です。残り728文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません