折々のことば:1886 鷲田清一

有料記事

[PR]

 僕は、僕を甘やかすもののなかに敵をみないわけにはゆかなかった

 (金子光晴)

     ◇

 戦時中ひそかに書き溜(た)めた詩篇(しへん)が戦後、次々と日の目を見ることとなった詩人は、時代に抜け目なく添い寝した人々が戦後あっさりと民主陣営に転向し、自分を「安手な抵抗派の一員」として遇することに今い…

この記事は有料記事です。残り80文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載折々のことば

この連載の一覧を見る