(語る 人生の贈りもの)新谷尚紀:4 大学院、指導ないまま手探りで

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 ■民俗学者・新谷尚紀

 ――大学院ではどんなふうに勉強していたんですか。

 荻野(三七彦〈みなひこ〉)ゼミは夏と冬に古文書に触れる合宿形式の調査がありました。修士論文のテーマは、埋め墓と詣(まい)り墓という二つの形が特徴的な「両墓制」を選び、200カ所近くを調査しました。

 ところが、指導なんか…

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