認知症のシビアな現実、医師の目で 「生かさず、殺さず」

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 『生かさず、殺さず』(朝日新聞出版)という刺激的なタイトルは、主人公の医師がたどり着いた認知症患者の治療の心得だ。医師でもある久坂部羊さんが描く認知症は、ユーモアがありつつ、シビアな現実にはっとさせられる。

 舞台はがん、糖尿病など様々な理由で入院しつつも、認知症を併せ持つ患者のために設けられた認…

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