(売れてる本)『病魔という悪の物語 チフスのメアリー』 金森修〈著〉

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 ■感染者は「私たちと同じ人間」

 今から百年以上前の1907年、ニューヨークで住み込みの料理人として働いていた37歳の女性が公衆衛生当局によって身柄を拘束され、イースト川に浮かぶ小島の病院に隔離された。理由は、彼女が腸チフスの無症候性キャリアで「料理を通じた殺人」の嫌疑があったからだ。その後5年間…

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