(評・映画)「おばけ」 作者の「好き」詰めた小宇宙

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 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を想(おも)い出す。孤独な少年ジョバンニに当たるのは、たったひとりで自主映画を作っている男。妻と小さな子供からは半ば見限られ、カムパネルラのような親友はいない。その代わり、夜空に煌(きら)めく星ふたつが関西弁でエールを送ってくれる(声優は人気漫才コンビ、金属バット)。

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