折々のことば:1841 鷲田清一

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 生は言わば、起源も終末も解き明かすことのできないまま、この「まだ」と「もう」の間に……漂い続ける運命なのかも知れません。

 (沼野充義)

     ◇

 「まるで亡命者のように」とロシア文学者は続ける。人生で大事なのは、どこから来たかでもどこへ向かうかでもなく、「どことどこの間にいるか」だと。私た…

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