(ひと)坂中伸次さん 原発事故を機に消防から転身した原子力規制庁職員

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 廃炉作業が続く東京電力福島第一原発を月20日以上、訪れる。火災や防災対策の不備がないか、目を光らせる。「小さな芽のうちに摘んでおかないと、手に負えなくなってしまう」。ささいなことも見逃さず、東電に改善を求める。

 第一原発事故が起きた9年前、福島県郡山市などで活動する消防士だった。原発から西に60…

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