(多事奏論)社会とは共同の猟 「戦時中」なら富裕層に増税を 近藤康太郎

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 「コータロくんは優しかのう。わざと外しおっとやろ?」

 猟の師匠に嫌みを言われる。よく弾を外す、わたしはど下手な猟師である。しかし、わたしの猟果はいつも豊かだ。師匠との共猟だからである。共猟は、山分けだ。

 猟にはまった理由の一つが、これだ。わたしがおとりになるから、隠れて待つ師匠の方へけものは逃…

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