(評・映画)「Peace」 義父の日常と「平和と共存」

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 被写体や題材に関するリサーチは行わずにカメラを回す。それが想田和弘監督のドキュメンタリー映画を制作する姿勢である。

 作為を排した彼の作品は「観察映画」と名付けられ、2007年の「選挙」から最新作「精神0」まで10作に及ぶ。この中で例外的に番外編と注釈が付くのが「Peace」(10年)である。事前…

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