(評・映画)「鉄西区」 「生産=労働」終焉とその後

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 21世紀の幕開けを告げる画期的なドキュメンタリー映画である。若き王兵(ワンビン)監督は、かつて写真を学んだ地である中国東北部の瀋陽を再訪、かねて自作の被写体だった工場に今度は友人から借りた日本製のデジタルビデオカメラを向ける。ほぼ単独で撮影された無名の監督のデビュー作が、眩暈(めまい)を覚えるほど…

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