(あるきだす言葉たち)着崩れる夜 小山美由紀

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羽のある生きものばかり捕らえくる甥の手首の骨はほそくて

 

昼月はとりわけ可愛いドラえもんの四次元ポケットめいて浮かべり

 

できないと思えばはつか傷ついて甘夏柑のひかる断面

 

光より音に似ること羽ばたけどはぐれたままのはぐれ鴉は

 

身のうちに凪ぐ浜のあり なくしたくなくてなくしたもの流れつく

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