(芸の足跡)田谷力三 下町が育んだ孤高のテノール

有料記事芸の足跡

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 明治、大正、昭和の戦前戦後を歌い抜いた孤高のテノールだった。「生きている日本大衆オペラ史」といわれた田谷力三。つややかな美声は、晩年も2オクターブ半は出ていたという。

 〈70を過ぎましてねえ、タヤの歌は、うまいなあって思えてきましたんですよ。どうかタヤの芸を大事にしてやって下さいませんか〉

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