(名演座)古今亭志ん朝「佃祭」 道徳じみた人情噺に新たな命

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 へーっ、こんな噺(はなし)だったんだ。古今亭志ん朝のCDを聞き直すと、この落語家の真骨頂は、先人の名作を現代的に磨き上げただけでなく、地味な噺に新たな命を宿らせたことにもあると思う。

 心に残るのは「佃祭」だ。三代目三遊亭金馬が「情けは人のためならず」と切り出したように、道徳じみた人情噺っぽさがあ…

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