再生医療の切り札として期待されるiPS細胞を備蓄し、治療に使いたいときにすぐ使えるようにしようという京都大の事業。その予算をめぐり、ノーベル医学生理学賞を受けた山中伸弥教授と、内閣官房の健康・医療戦略室が激しい戦いを繰り広げた。
発端は昨夏だった。戦略室の大坪寛子次長と和泉洋人首相補佐官が京大を…
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