(評・舞台)笠井叡「DUOの會」 大野一雄の魂、手渡されたもの

有料記事文化・芸能評

 舞踏の始祖は土方巽(ひじかたたつみ)と大野一雄である。ただ、ゆがんだ身体の情景をフォルムとして刻印する土方と、形を拒み天衣無縫に踊る大野とは、おのずと異なる道を歩んだ。笠井叡(あきら)は、土方に衝撃を受けながらも大野との関係が深い。「DUOの會(かい)」は、大野と笠井のデュオ3作品「犠儀」(196…

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