(天声人語)花見の「お茶け」

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 貧乏長屋の悲しさで、酒といったって本物じゃない。番茶を薄めて一升瓶につめ、上野の山へ花見に出かけるのが、おなじみの落語「長屋の花見」だ。お酒ではなく「お茶け」、酒盛りでなく「お茶かもり」。長屋の連中は文句を言いつつも、わいわいと楽しそうだ▼他の花見客に見えを張り、酔ったふりをするのもご愛敬。さて今…

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