(多事奏論)スポーツのはかなさ 平時でこその「平和の祭典」 稲垣康介

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 海外の空港での入国審査で、私なりの処世術がある。現地語で「こんにちは」と話しかける。さりげなく口角を上げて、笑顔を演出。審査官の心証を害して、ねちねち聞かれるリスクは減らしたい。

 もっとも、そんな努力抜きでも菊の紋章が表紙にある日本国の旅券は頼もしい。英コンサルティング会社がビザなしで入国できる…

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