(平成ベスト本)長島有里枝さんが選ぶ 短編への先入観、覆された
(1)リディア・デイヴィス著『ほとんど記憶のない女』(岸本佐知子訳、白水社、2005年刊) 短編に対する思い込みが覆された。どれも違う人が書いたかのようでも、彼女の作品らしくもある。女である自分と作家の自分との折り合いのつかなさなど、共感できる物語を淡々と描く。とにかく衝撃的だった。
(2)ジュ…
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(1)リディア・デイヴィス著『ほとんど記憶のない女』(岸本佐知子訳、白水社、2005年刊) 短編に対する思い込みが覆された。どれも違う人が書いたかのようでも、彼女の作品らしくもある。女である自分と作家の自分との折り合いのつかなさなど、共感できる物語を淡々と描く。とにかく衝撃的だった。
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