(古典百名山:72)クロード・レヴィ=ストロース「野生の思考」 大澤真幸が読む

有料記事古典百名山

[PR]

 ■西洋の「文明人」の自己批判

 『野生の思考』は、西洋の自民族中心主義に対する自己批判の書である。私たちは、科学を生み出した西洋の知が最も進んでいて、他は遅れた未熟な思考だと考えがちだ。しかし本書でレヴィ=ストロースは、「未開人」の呪術的思考(具体の論理)は洗練された知的操作を含んでおり、「文明人…

この記事は有料記事です。残り700文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら