折々のことば:1689 鷲田清一

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 決意した不幸な母子心中から、みじめな母親を救ったのは、抱いていた嬰児(えいじ)の微笑であった例も少なくない。

 (霜山徳爾〈とくじ〉)

     ◇

 この期に及んでも嬰児は安心しきって、これから起こるであろうことに身を委ねようとしている。「たおやかな蕾(つぼみ)がひらく」がごときこの微笑にふれて…

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