(評・映画)「つつんで、ひらいて」 「もの」を探求、装幀者の日常

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 「どんなものであろうと、ものってやつは、記号とは、もっとも遠くにある」(『装幀(そうてい)の余白から』)。このドキュメンタリーの主人公・菊地信義の言葉だ。装幀者である菊地の日々の仕事の姿から垣間見えるのは、この「もの」に徹することで浮かびあがる、精神の有り様である。菊地はこう続ける。「それを目にし…

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