(売れてる本)『高倉健、その愛。』 小田貴月〈著〉

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 ■ユーモアに満ちた日常の断片

 高倉健が最後の映画スターと称されるのには理由がある。素の自分をさらすことで人気を得る今どきのスターと異なり、私生活が厚いベールに覆われている。つまり銀幕に映ったストイックな高倉健がすべてだった。

 だから私自身、初めてインタビューした時、高倉さんがよくしゃべり、よく…

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