迫る死、突き詰めた偶然性 哲学者・故宮野真生子さん、手紙にのこした2カ月の思索

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 目の前に死を突きつけられた時、どう受け止めればよいのか。極限状況での問いを、身をもって考え抜いた哲学者がいた。福岡大准教授だった宮野真生子(まきこ)さん。7月、42歳で世を去った。亡くなる直前までの2カ月間、生と死について思索した軌跡がのこされていた。

 宮野さんの専門は、『偶然性の問題』という…

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