娘が生き抜いた26年、25の詩に託した祈り 「いまの悲しみ、自分だけのものではない」

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 「ロンサーフの夜」という題名の詩集ができた。耳慣れないカタカナことばは抗がん剤の名前だ。26歳で世を去った娘の生涯を、父である詩人が、25の詩に祈りを託して刻んだ。

 筆者は河野俊一さん(62)。大分県内で高校教諭をしながら、詩集の制作を重ね、県詩人連盟の理事長も務める。

 長女の晃子さんを詩に…

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