(多事奏論)加賀乙彦さん「永遠の都」 戦争語る、未来への「遺言」 山脇岳志

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 9月中旬、軽井沢駅に降り立つと、すでに冬のように寒く、小雨が降っていた。

 軽井沢高原文庫に向かう。今年90歳になった文庫の館長、加賀乙彦さんの歩みがわかる特別展が開かれていた。

 加賀さんの本は、「宣告」など数冊は読んでいた。加賀さんが、東大医学部を出た精神科医であり、小説家と医者を続けているこ…

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