(売れてる本)『増補 普通の人びと』 クリストファー・R・ブラウニング〈著〉 谷喬夫〈訳〉

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 ■同調圧力と忖度、他人事でなく

 本書のいう「普通の人びと」は、ナチにおける非エリートを指す。およそ500人からなる「第101警察予備大隊」には、選び抜かれ、人種主義の世界観をたたき込まれたエリート(親衛隊員)もごく僅(わず)かながら含まれていた。だが、隊員のほとんどはハンブルクからかき集められた…

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