備蓄米、ファミマは1キロ400円 随意契約の受け付けは休止

有料記事

岩澤志気 玉那覇長輝 小川聡仁 内藤尚志 山田暢史
[PR]

 農林水産省は27日、備蓄米の「随意契約」について申し込みがあった社名を公表した。申し込みが殺到し、同日午後9時には受け付けをいったん休止した。小泉進次郎農水相は、街の米穀店や中小スーパーに対象を変えて、早ければ30日にも受け付けを再開したい考えを示した。

 農水省は27日、同日午後2時までに33社が申請したと公表した。今回放出するのは、2022年産米20万トンと21年産米10万トン。その後も申請が相次ぎ、同日午後9時には22年産米への申請が上限の20万トンに達する見込みになったため、農水省は21年産米も含めた全体の受け付けを休止した。

 小泉氏は27日夜には、記者団に、申請が約70社からに増えたと明らかにした。今後は21年産米を米穀店や中小スーパー向けに売り渡す方針。より古いコメになるため、店頭での価格は5キロで「1800円程度」を想定するとした。

 流通大手のみならず、ドラッ…

この記事は有料記事です。残り2049文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
小川聡仁
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
人口減少、法律、経済、震災、商品
内藤尚志
経済部
専門・関心分野
雇用・労働、企業統治(ガバナンス)、経済政策
令和の米騒動

令和の米騒動

コメの高騰を抑えるため、国は政府備蓄米を任意の業者との「随意契約」によって放出すると発表しました。今後、米価はどうなるのか。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]