独自

「アメリカには素晴らしい戦闘機がある」 日米電話協議の詳細判明

有料記事

森岡航平
[PR]

 23日午前に行われたトランプ米大統領と石破茂首相の電話協議。複数の政権幹部や政府関係者らへの取材で得られた証言によって、協議内容の詳細が判明した。

 「トランプ米大統領が『数時間のうちに話せないか』と言ってきています」。23日朝、石破茂首相のもとに、国家安全保障局(NSS)経由で、米側から日米首脳電話協議の打診があった。

 トランプ関税をめぐり、日本側交渉責任者の赤沢亮正経済再生相が米国に向かう直前の首脳協議の呼びかけ。複数の政権幹部によると「『農産品を買ってほしい』『関税の引き下げには応じない』と言ってくるのではないか」と緊張感が一気に高まったという。

 ところが同日午前11時から…

この記事は有料記事です。残り1461文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
森岡航平
政治部|首相官邸担当
専門・関心分野
国内政治
  • commentatorHeader
    佐橋亮
    (東京大学東洋文化研究所教授)
    2025年5月27日10時15分 投稿
    【視点】

    最近もアメリカで元政府高官と話していたとき、日本(誰か個人ではなく、日本)はトランプ大統領に個人的に刺さるものを持っていると指摘されました。「愛着のあるもの」だという言葉遣いでした。それが欧州や韓国とは違うと。 もちろん、2月の首脳会談の

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    遠藤乾
    (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
    2025年5月29日8時9分 投稿
    【視点】

     トランプ大統領個人が戦闘機売り込みに前のめりというのは、貿易赤字を同時に問題視しているなかで、意味を持ってしまう。F22やF35(のアップグレード版)はよい。後者は既に購入が決まっている。しかし、F47は次世代の戦闘機――ここでは、日本は

    …続きを読む
石破政権

石破政権

自民党の石破茂総裁が2024年10月、第102代首相に選出されました。石破政権に関する最新のニュースをまとめています。[もっと見る]