石破茂首相は23日午前、米国の関税措置などをめぐってトランプ米大統領と電話で協議し、6月中旬にカナダで開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の際に日米首脳会談を開催することで一致した。複数の政権幹部によると、トランプ氏から米ボーイング社が製造する米空軍の次世代戦闘機F47など米国製戦闘機についても言及があったという。
日本政府の発表によると、日米両首脳は23日午前、約45分間にわたって電話で協議。首相によると、電話協議は米側の申し出で行われ、首相はトランプ氏に対し、米ワシントンで23日(日本時間24日)開催の3回目の閣僚級の関税交渉について「閣僚間で生産的な協議が行われることを期待している」と述べ、トランプ氏も賛同。首相は「G7の機会の対面での会談を楽しみにしている」と伝え、同意を得たという。両首脳は、経済安全保障での協力や外交安保の課題など幅広く意見交換したという。
首相は記者団に「我が国の立…