小泉農水相でコメ政策どうなる? 石破首相と農水省は「険悪な関係」

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編集委員・大日向寛文 内藤尚志
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 江藤拓氏が農林水産相を更迭され、小泉進次郎氏が後を継ぐことになった。割安な備蓄米を放出しても想定した効果が出ておらず、改善に向けて有効な手立てを打てるかが焦点になりそうだ。

 石破茂首相と農水省は、霞が関で「全省庁で最も敵対する険悪な関係」(官邸関係者)と公然と語られてきた。

 石破首相の持論は、事実上の減反の見直しや備蓄米の放出だ。農水省が抵抗感を持つ政策の数々に、ブレーキをかけ続けてきたのが、森山裕幹事長に次ぐ自民党の農水族の実力者として知られる江藤拓氏だった。

 江藤氏は生産者寄りで、農水省同様、米価引き下げに及び腰だった。注目されるのは、農水相が小泉進次郎氏に代わることで、農水省の姿勢が変わるのかどうかだ。

 小泉氏は安倍政権下の201…

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この記事を書いた人
大日向寛文
編集委員|経済政策
専門・関心分野
財政をはじめとする経済政策全般
内藤尚志
経済部
専門・関心分野
雇用・労働、企業統治(ガバナンス)、経済政策
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