上皇さま、東大病院に入院 心筋虚血の可能性高く詳細検査へ

中田絢子

 上皇さまは6日午後、東京都文京区東京大学医学部付属病院に検査入院した。冠動脈から心臓の筋肉への血流が不十分になる「心筋虚血」の可能性が高いと診断され、詳細な検査を受ける。

 上皇さまは6日午後2時45分ごろ、住まいの仙洞御所(東京・元赤坂)を車で出発し、午後3時ごろに東大病院に到着。車には上皇后さまも同乗し、ご夫妻は前を見据えていた。同病院では、負荷をかけて心臓や冠動脈の状態を確認するなど詳細な検査を行うという。入院期間は検査を受けて判断される。

 上皇さまは4月15日に皇居の宮内庁病院で受けた定期検診で、心筋虚血の疑いがあることがわかった。自覚症状はなかったが、心電図で所見が認められた。側近によると、侍医長から説明を受けた上皇さまは冷静に受け止めている様子だったという。91歳と高齢のため、東大病院での精密検査を受け、今後の療養や治療の方針が検討される。

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この記事を書いた人
中田絢子
東京社会部|宮内庁担当キャップ
専門・関心分野
皇室、憲法、平和、政治、運輸