新聞は「こっちの顔色」見なくてよし 「水どう」名物Dのメディア論
俳優の大泉洋さんを世に送り出したHTB北海道テレビ放送の人気番組「水曜どうでしょう」。チーフディレクターの藤村忠寿さん(59)は「テレビがオールドメディアだとは思わない」「新聞がたくさんの人に読まれる必要、あるのかな」と言う。その心は。
水曜どうでしょう
出演者とディレクターがデジタルカメラ1台で台本のない旅をする水曜深夜のバラエティー番組。2002年のレギュラー放送終了後も不定期で新作シリーズを制作。19年の「水曜どうでしょう祭」には3万人近くが札幌に集まり、全国の映画館で同時開催されたライブビューイングでは延べ10万人が新作を観賞した。
――「水曜どうでしょう」は大泉さんを含めて出演者2人、ディレクター2人の低予算番組です。
1996年に学生時代の大泉さんが出演して番組がスタートして来年で30年になります。レギュラー放送は実は6年だけで、2003年に番組のDVDの発売を始めたら、いきなり2万枚の予約が入ったんですよ。1枚4千円として8千万円。CM収入より商売になることがわかっちゃった。そこからは、いかにこの顧客をつかまえておくかということを考えてイベントをやったり、ネット配信をしたりしています。
――人気の理由は何だと思いますか。
タレントもディレクターも人格が出てるんですよね。大泉は本気で怒ってくるし、しょぼんともする。ディレクターも番組で口出しして人格を出してますからね。普通のテレビとは全然違う。人格出してるからお客さんとも近しい。我々のことを知り合いみたいに思ってますからね。
00年からは番組ホームペー…
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