野生のラッコ、高病原性鳥インフルに感染 国内初確認 北海道浜中町
山本智之
北海道浜中町の海岸に打ち上げられた1頭のラッコの死骸から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと、道野生動物対策課などが30日に発表した。
環境省によると、ラッコが高病原性鳥インフルエンザに感染した事例が確認されたのは国内で初めて。感染の経路は不明という。
道内では、根室市の海岸に打ち上げられたゼニガタアザラシ2頭が、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染していたと、同課が4月25日に発表したばかり。環境省はゼニガタアザラシについても、アザラシ類の感染例としては国内初としている。
道は、死んだり衰弱したりしている野生動物を見つけても、素手で触らないよう注意を呼びかけている。