福島第一原発の燃料デブリ、2回目の採取完了 前回より中心部から
矢田文
東京電力は23日、福島第一原発2号機から溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を取り出したと発表した。デブリの試験的な回収は昨年11月に続いて2回目。1回目とは別の場所から採取した。性質の違いや分布の状況を分析し、今後の取り出し方法の検討に役立てるという。
今回は前回より1~2メートル格納容器の中心に近い場所からデブリを採取した。大きさは7ミリ以下、重さは3グラム以下とされ、容器の中に複数個あるとみられる。
取り出し作業は15日に始ま…