備蓄米放出も下がらないコメ価格 「責任重く感じている」農水相謝罪

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山田暢史

 国内のコメ価格の高止まりについて、江藤拓農林水産相は22日の閣議後会見で、「備蓄米を出しても店頭価格が下がらない。責任を重く感じている。申し訳ないと思っている」と謝罪した。

 農林水産省は流通の目詰まりを理由に3月から備蓄米計21万トンを放出。今月23日からの入札では追加で10万トンを放出し、今後も端境期(7月)まで継続的に放出を続ける方針だ。

 しかし、流通の停滞などにより、放出したコメが行き渡らず、値上がりが続いている。農水省が21日に公表した全国のスーパー約1千店で売られたコメ5キロの平均価格(7~13日)は税込み4217円で、前週より3円上がり、15週連続の値上がりとなった。

 また、米国との関税交渉に関…

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この記事を書いた人
山田暢史
東京社会部|メディア担当
専門・関心分野
農林水産業、食、武道、災害
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