和歌山県の岸本周平知事が死去、68歳 敗血症性ショックで
和歌山県の岸本周平知事(68)が15日、敗血症性ショックで死去した。14日に知事公舎の寝室で倒れているのが見つかり、病院の集中治療室で治療を受けていた。
県によると14日午前10時15分ごろ、公舎の寝室で意識がない状態で倒れている岸本知事を、秘書が見つけた。岸本知事は搬送先の病院で15日午前9時33分に亡くなった。
岸本知事は11日に腰のあたりの痛みを訴え、12日の大阪・関西万博の開会式を欠席。13日は関西パビリオンのイベントでみこしを担ぐなどし、和歌山市内の公舎に戻っていた。
岸本知事は和歌山市出身で東大法学部卒。旧大蔵省に入省し、財務省国庫課長などを経て2009年の衆院選に和歌山1区から民主党公認で立候補し、初当選した。民主党政権で経済産業政務官などを歴任。国民民主党の幹事長代行を務めた。
衆院選に5期連続で当選した後、22年の和歌山県知事選で自民、立憲民主、国民民主の推薦を受けて当選し、1期目だった。午後5時以降の会議や新たな業務指示を原則禁止にするなど県職員の働き方改革に力を入れ、学校給食費の無償化なども進めた。
通夜は16日午後7時、葬儀は17日午後1時から和歌山市吹上(ふきあげ)2の3の36の「吹上ホール」。喪主は妻の香織さん。香典、供物、供花は辞退している。後日、県のお別れの会が開かれる予定。
公職選挙法では県知事に欠員が出た場合、5日以内に職務代理者が選挙管理委員会に通知し、通知から50日以内の選挙の実施が定められている。
- 【解説】
あまりに突然の訃報で驚いている。 岸本知事の功績を書いておきたい。岸本知事は昨年11月に、全国で初めて「男性育休100%宣言」「勤務間インターバル宣言」「女性再就職応援宣言」の3つを同時に宣言している。 https://www.asahi.
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