戦時中も卒業しても「自慢の景色」 118年子ども見守る真鍋小の桜

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西岡臣
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 校庭のど真ん中に立つ、巨大な5本のソメイヨシノ。その下で、子どもたちがひらひらと舞う薄ピンクの花びらに手を伸ばし、ジャンプする。

 茨城県土浦市の真鍋小学校。植えられて118年を迎える桜の木は県の天然記念物で、子どもたちの日常に溶け込んでいる。

連載「桜ものがたり」一覧

 桜の風景とともに思い出す大切な記憶。読者のみなさまから寄せて頂いた、桜の物語をお届けします。

 学校の移転を記念し、卒業生らが植えたと記録に残る。元々は校庭の端っこにあったが、再開発のたびに校庭が広がり、いつの間にか巨木が真ん中に立つようになった。

 卒業生は、桜とともに歩んだ思い出を大切に胸にしまっている。

 塚田さわ子さん(91)が真…

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この記事を書いた人
西岡臣
映像報道部
専門・関心分野
スポーツ、環境問題、経済