「文化交流の場に…」神田書店街のタウン誌「本の街」、地元で継承

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北野隆一

 東京都千代田区・神田の書店街を紹介する月刊タウン誌「本の街」が3月、45年の歴史を終えて廃刊した。話を聞いた画廊兼古書店の経営者が、「新 本の街」として4月10日に最新号を発行。地域の店や文化を紹介し、交流の場となっていた雑誌が残ることになった。

 「本の街」は1980年創刊。85年に元国鉄職員の清水勉さんが引き継ぎ、以来約40年間、ほぼ1人でB6判50~60ページの同誌を月1回発行してきた。神田の歴史や街の案内、書籍や美術、音楽といった記事と、書店や飲食店など地元加盟店の広告を掲載。定価は150円だが、加盟店で無料配布してきた。

 神田神保町で93年から喫茶…

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この記事を書いた人
北野隆一
東京社会部
専門・関心分野
北朝鮮拉致問題、人権・差別、ハンセン病、水俣病、皇室、現代史