米の対中追加関税、合計の税率は「145%」 ホワイトハウスが修正

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ワシントン=榊原謙
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 米ホワイトハウスは10日、中国にかけた追加関税の税率の合計が145%になると明らかにした。「相互関税」として10日に発動した新関税の税率125%に、既に発動済みの別の関税20%を足し合わせた数字だとした。前日9日時点では、この発動済みの20%を含めた合計が125%になると説明していた。

 トランプ大統領は9日午後、自身のSNSに「米国が中国に課す関税を125%に引き上げる」と投稿。ホワイトハウスも同日、対中関税の税率は「合計で125%に引き上がる」としていた。

 だが、関税がすでに発動した10日になって、ホワイトハウスは、125%というのは「相互関税の合計税率」だったと説明を修正。125%の内訳には、合成麻薬問題などを理由に2~3月にかけた計20%の追加関税は含まれていないとした。

 これを受け、米大手メディア…

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この記事を書いた人
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済
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