大阪万博でガンダムが伝える戦争後の世界 宇宙ゴミに隠れていたのは

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赤田康和
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 人類が宇宙で暮らす未来、巨大ロボット兵器による激しい戦争は終わり、ロボットは平和のために活躍している――。13日開幕の大阪・関西万博に、そんな未来を描いた展示がある。9日、報道機関に公開された。

 展示は「ガンダムネクストフューチャーパビリオン」。1979年に放送され、多数の続編が制作されているテレビアニメ「機動戦士ガンダム」が題材だ。

 来場者を現場で迎えるのは、青空に美しく映える実物大のガンダム像。片ひざをついた中腰の姿勢だが、空を指す右手の指先までの全高は16.72メートル、総重量は49.1トンに上る。横浜市の山下ふ頭で2020~24年に展示されていた像を解体して運び込み、現場で組み立てたという。

 展示施設はガンダムの隣にある。アニメで描かれた宇宙戦争が終結した、その後の未来がテーマだ。入場者は「軌道エレベーター」に乗って高度3万6千キロにある宇宙ステーション「スタージャブロー」に移動するという設定。音響や振動とシンクロした映像を通じて未来を体感する約50分間のアトラクションだ。

 スタージャブローに到着すると、窓から見える宇宙空間ではロボット兵器(モビルスーツ)たちが、宇宙のゴミ「スペースデブリ」を回収している。すると、デブリの一つが突如、暴れ始める。デブリの中にモビルスーツの一つ、「ジオング」が隠れていたのだ。

「ビームサーベル」の技術も平和利用

 ジオングを制御するために…

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この記事を書いた人
赤田康和
大阪社会部|災害担当
専門・関心分野
著作権法などの表現規制法制とコンテンツ流通、表現の自由
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