ポッドキャストの未来を語る 朝ポキが1億ダウンロード目前イベント

南日慶子
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 朝日新聞の音声メディア「朝日新聞ポッドキャスト(朝ポキ)」が26日夜、ポッドキャストの可能性と未来を語るイベントを東京都内で開いた。音声広告に関心のある企業の関係者らが集まり、イベントに登壇した人気ポッドキャスターの話に聴き入った。

 1億ダウンロードを目前にした記念イベントで、第1部は「人気ポッドキャスターが考えるポッドキャストの可能性」。「奇奇怪怪」のTaiTanさん=ラッパー・クリエーター=、「こんな本、どうですか?」の三宅香帆さん=文芸評論家=、「味な副音声」の平野紗季子さん=フードエッセイスト=が登壇した。司会は朝ポキのチーフパーソナリティー・神田大介が務めた。

 ポッドキャストの良さについて、平野さんは「ファンとして応援してくれる」と語った。ポッドキャストのリスナーは「推し」というより「界隈(かいわい)」だといい、距離感が近い。三宅さんは「ファンクラブとは違うコミュニティーになっている。安心して入れる」と魅力を語った。

 TaiTanさんは「ポッドキャストには同じ世界観を共有しているジャック感がある」と声で伝える優位性を語った。企業とのコラボ案件も手がけるが、ポッドキャスターと広告の発注者がイーブンな関係でないと「しんどいプロジェクトになる。ファンが許さない」という。ポッドキャストを活用したい企業にヒントを、と聞かれると「一緒に組みませんか?」と呼びかけた。

 第2部は「ポッドキャストを活用している企業と見る最新のポッドキャスト利用実態」。ポッドキャストを手がける企業関係者らが登壇した。番組作りにかける思いや、企業が番組をつくる時に気をつけていることなどを語り合った。

 イベントは後日、朝日新聞ポッドキャスト(https://www.asahi.com/special/podcasts/)で番組にして配信する予定。

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この記事を書いた人
南日慶子
経済部
専門・関心分野
働き方・労働、子育て、ジェンダー、ポッドキャスト