「命の危機脱した」ローマ教皇、今後は 消えぬ退位の臆測や陰謀論

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聞き手・宋光祐
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 ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)が23日、肺炎による1カ月以上の入院を終えてローマ教皇庁(バチカン)に戻りました。健康不安を抱える教皇が生前退位を決断する可能性はあるのか。ローマを拠点にバチカン報道を専門とする記者カミーユ・ダルマスさん(35)に聞きました。

 ――フランシスコ教皇は肺炎による命の危機を脱して病院を退院しました。この先、どんな事態が想定されますか。

 教皇の健康状態をめぐるバチカンの雰囲気は一時期よりも前向きになり、教皇が職務に復帰することを期待する状況です。しかし問題は、教皇がどの程度まで入院前のリズムを取り戻して職務に当たれるかということです。

 フランシスコ教皇はこれまで…

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この記事を書いた人
宋光祐
パリ支局長
専門・関心分野
人権、多様性、格差、平和、外交